調理師の実果は、念願の三ツ星レストランで働き始めた矢先にケガをして失業、恋人にも逃げられてしまう。

目黒区柿の木坂の空き家で放火が発生し、東京消防庁の火災調査官・東は現場に向かう。

「事件を解決するのは警察だ。ぼくは話をつくるだけ」そう宣言しているミステリ作家のシャンクス。

江戸市井の人たちの数奇な人生を描いたサスペンス時代長篇。藤沢周平のストーリーテラーとしての力量が発揮された傑作。

八咫烏の一族が支配する異世界・山内。

高校生の志帆は、かつて祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪れる。

これから破滅する人間を好きになってしまう特異体質な“死神”こと、日比野明日香に見初められてからひと月。

「あなたを愛するために、ここまで来たんだもの」黒い海を越え、呪われた島にやってきた美しい少女、シュガーリア。

謎多きデスゲーム「処刑タロット」に囚われたクラスメイト・伊刈梨々花を助け出し『塔』『悪魔』のゲームを制した鳴海たち。

町を覆った奇妙な濃霧。

二人の子供をプレスクールに預けようやく自分の時間をつくれた主婦のマージ。しかし、保育料が高すぎる。

1920年代、狂乱のパリ。作家志望の英国青年ユージンは、呪われた赤いダイヤの噂を聞きつける。

江戸末期の文政年間、小笠原の父島に漂着した娘とアメリカ人の元捕鯨船乗りの間に生まれた兄弟、丈二と子音。

アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトも愛読した作家M・D・ポーストによる短編集が遂に完訳！ プロットの巧みさとサプライズ・エンディング！ パリ警視総監ムッシュウ・ジョンケルが アメリカ、フランス、イギリスを舞台に謎に挑む！

旧知の宝石商から詐欺の被害金回収を依頼されたパリ警視庁のアノーは休暇を利用して渡英し、旧友の家に落ち着いた。

浄心寺改築で己の懐を肥やし、なおかつ正紀、正広を世子の座から追い落とそうと、正棠一派が悪巧みを進めていた。

ターゲットを見つけ、常識はずれの計画を持ち込むリーダー的存在のダー子。

探偵・推理小説の書籍や雑誌を収集保存し、一般読者や研究者が自由に利用できるユニークな図書館、ミステリー文学資料館。

東京地検特捜部の熱血検事が女性気象予報士とともに毒殺された。進まない捜査に、捜査一課の特命遊撃班に出動命令が下る。

遺書ともとれる手紙を残し、八田洋久博士が失踪した。大学教授だった彼は、引退後も自宅で研究を続けていた。

警視庁警護課のSP・寒川は、捜査一課・棟居刑事の大学山岳部時代の盟友。

身代金受け渡しの日時を目前に控え、捜査を指揮する神奈川県警の巻島は、 被害者家族と警察の間に言いしれぬ溝を感じ取っていた。

神奈川県警がその威信を懸けて解決に導いた「バッドマン事件」から半年、 特別捜査官の巻島史彦は、刑事特別捜査隊を指揮し、特殊詐欺集団の摘発に乗り出していた。

熾烈な労働争議が続く「本多銃砲火薬店」の工場に勤務する、 花城佐紀子の姉・由記子が、遺書を遺して失踪した。

内容紹介 同人雑誌「北風」の世話人で、F賞を受賞し有望新人と注目されていた菊地順二が、金木の雪原で自殺した。

この世に思いを残した人の姿が見えるおいちの前に、血の臭いをまとった男が現われる。

何者かに夫を射殺された元特殊部隊ヘリパイロットのマヤ。

大人気「化学探偵Mr.キュリー」シリーズの著者による、空港を舞台にしたお仕事ミステリー! 新米航空管制官の藤宮つばさは、優秀な管制官だった叔母の真紀子に憧れ、一人前の管制官となるべく日夜奮闘している。

第12回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作、『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』の「郷間」シリーズ最新作が、文庫書き下ろしで登場! 警察庁監察部から特命を受けた捜査二課の郷間班は、暴力団員から金を受け取っているとされる利根警部の内偵をすることにな

「おれ、人、殺っちゃうかもしれねぇ……」 窓際新聞記者・岩田修一郎のもとにかかってきた一本の電話が、すべての始まりだった。

発端は十年前の大事故にあった。看護婦だった信悟の母の不思議な体験。

時は昭和46年、東京は下町の三崎塚。十年前の列車事故大惨事で知られる街に住む信悟少年。

工藤雅彦は高校生に襲われていた。母親の治療費として準備した三百万円を狙った犯行だった。

師走も半ば、京都鷹ヶ峰にある藤林御薬園の懸人、元岡真葛のもとを亡母の実家、棚倉家の家令が訪れた。

ジョンと名乗るカナダ籍の男がスウェーデンで暴力沙汰を起こして逮捕された。

【英国推理作家協会賞ヒストリカル・ダガー賞（最優秀歴史ミステリ賞）受賞】　1975年2月、東ベルリンの〈壁〉に接した墓地で、少女の死体が発見される。

シリーズ原点回帰作。 新キャラクターが織りなす本格ミステリ。

おれはジョン・ラーゴ。もちろん本名ではない。

高校生の詩春には、不思議な力がある。それは相手の頭上に浮かんだ数字で、 その人の泣いた回数がわかるというもの。

老舗映画会社に新卒入社した“平成元年組"六人の男女が、とある地方の映画館で再会する。

凄腕の女性弁護士アイゼンベルクは、ホームレスの少女から弁護を依頼される。

夢の中にある世界〈不思議の国〉の住民である蜥蜴のビルは、砂漠を彷徨う中でドロシイと名乗る、案山子とブリキの樵とライオンを連れた少女に出会う。

濁り人の死という予期せぬ事態に立ち会った浪崎碧は、心のバランスを崩していた。

医療機器・カメラ大手の経営トップが隠していたのは、1千億円の巨額損失だった…松尾亘の経営するマツオ製作所は赤字続き。

警察小説の第一人者が挑む、新境地! 大手外食企業「AZフーズ」で働く浅野健人の前に、突然知らない弁護士から電話がかかってきた。

14年前、わたしは親友と歌を失った 名古屋での結婚生活に終止符を打ち、東京・谷中に戻ってきた沢口遥は、【ルーカス・ギタークラフト】という店に興味を持つ。

世界最大ネット通販会社《スロット》は、極限に達した物流システムに支えられていた。

秀吉の寵愛を受けた俊才・宇喜多秀家。絶体絶命の関ヶ原。

父・直家の跡を継ぎ豊臣政権の覇者となった秀家。関が原で壊滅し、八丈島で長い生涯を閉じるまでを描く傑作長編。

花陽の医大受験を目前に控え、春を待つ堀田家。

東京都内の古民家で、おびただしい血痕と3本の左手の小指が見つかった。

能の水上流宗家の嫡男・和春の七回忌に催された追善能。

メールにSNS、インターネット検索。どこにいても、すぐ人や情報とつながれる気軽さと便利さは、今や生活の一部となっている。

『最後の事件』と呼ばれるホームズとモリアーティの対決から5日後、現場を訪れた2人の男―ピンカートン探偵社調査員のチェイスとスコットランド・ヤードのジョーンズ警部。

何ヵ月も何ヵ月も雨が降り続き、もしかしたらこのまま雨の中に閉じ込められるかもしれない。

フランスの小村の教会から、バチカンに奇跡申請が寄せられる。

針金で縛られた遺体が発見された。傍らには、謎の血文字―。

新垣澪は、東京・丸の内の一流不動産会社「吉原不動産」の新入社員。

大阪府警捜査一課の黒木と亀田、通称“黒マメ”コンビのもとに事件の報せが舞い込んだ。

烏丸家売却騒動が決着して以来、様子の奇妙しい衣更月のことが気になる花穎。そんな中、訪問先の植物園でトラブルが発生する。

スウェーデン発、警察小説の金字塔シリーズ・第四作! ラーソン警部の目の前で、監視中のアパートが爆発した。

青春大炎上……『横浜大戦争』で話題の若きストーリーテラー、超弩級書き下ろし! 目が覚めると、夕方の16時23分。

命をひとつ犠牲にして、願いは複雑に絡み合う――。 「今年は最悪の夏休みだ。

二人の結末を見届けた時、きっともう一度読み返したくなる――。

ぼくが出会ったのは火の中でしか生きられない定めの奇妙な探偵たちだった。 サラマンドラは火の中でしか生きられない――。

“移植手術"は誰かの死によって人を生かすのが本質だ――新米医師の葛藤からはじまる「優先順位」。

似非健康商品を売りつける「ご長寿研究所」の店長が殺された。

人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰! 塩断ちを機に次々と家族を襲った身も凍るほどの怪異、妖を呼び寄せる声をもった女中の奉公話、世にも奇妙な写本の話……人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――清濁すべての感情を併せ呑む、

北欧ミステリの帝王ヘニング・マンケルが生んだ名物刑事、クルト・ヴァランダー。

ブロードウェイで男たちを手玉に取りつづけてきた、カナリアというあだ名の美しいもと女優が、密室で無残に殺害される。

沖縄独立へ向け、平良は古謝の立てたクーデター計画実現に必要な同志を集め、すでに軍事訓練を始めていた。

１９７０年。本土復帰を目前に控え、沖縄は混沌としていた。

三万石の鈴江藩、江戸の上屋敷に奉公を始めた呉服商の娘、お糸。

19世紀英国。

5年前に起きた「猫殺し事件」をきっかけに、異世界へ散り散りに飛ばされてしまった魚住二葉たち同級生7人。

十津川警部の妻・直子がゴールデンレトリーバーを飼い始め、愛犬家の会に入会した。

大学4年生の高橋真矢は、映画研究会在籍の実力を買われ、アルバイトで民俗学者・布目准教授の助手となった。

明治時代創業の老舗古本屋・東京バンドワゴンは本日も大騒ぎ!先々代の時代に錚々たる文士が寄稿して編まれ、強盗殺人までも引き起こした“呪いの目録”。

痛みと愛を前提にこの世が成り立っているのなら、私たちはその向う側を目指すべきじゃないかしら――万浬は森悟に、繰り返しそう囁いた。

診察したいんです、あなたのセックスを―― 若き美貌の麻酔科医・野宮万浬のペインクリニックに現われた貴井森悟は、彼女にとって舌なめずりしたいような実験材料だった。

捜査一課の一ノ瀬拓真は、異動してきたばかりの係長・大城に苦手意識を抱いている。

日谷隆一たち日本調査団はアマゾン奥地で世紀の大発見をした。別種の人類が見つかったのだ。

この仕事、ブラック過ぎて腹が減る――敵はヤクザ、刑事、そして国家権力。

かの文豪も越えたという天城峠――。

独身を謳歌する陽子には幼い頃からよく見る夢があった。それは、もう一人の私、かわいそうなヨーコが出てくる夢。

恋愛体質のキャバクラ嬢は客として出会った男に、のめり込んでいく。

祖父が急死し、葬儀のため帰省した早紀は、その顛末に不審を抱く。

博物館は、生者と死者が交わり境界となる場所。 そこには、悲しみが作り出す「嘆きの川(アケローン)」があった――。

「小国ナスミ、享年43。」宿り、去って、やがてまたやって来る―感動と祝福の物語。

クリスマスを前にしたある日、全米のネットサーバーが次々にダウンした。

ウィルス感染か、他国やテロリストによるサイバー攻撃か? 都市機能を失ったマンハッタンでは予想外の事態が次々と勃発。

竜--人間の能力を凌駕し、絶大なる魔力を持った無敵の存在。

「あなたがパパを助けないとだめ」少女の訴えを聞いて、弁護士のオリヴィアは愕然とした。

15歳以上の人間が忽然と消滅した日から8カ月―謎のバリアによって世間と隔離された町では、少年少女が死と隣り合わせの日々を送っている。

サムたち一行が異形生物に遭遇していた頃、町では謎の咳が急速に広がっていた。